結婚生活における我が家のオキテ
僕が結婚生活を送る上で、気を付けていることが3つあります。
これを実践したからと言って、幸せな結婚生活が送れるかどうかは分かりませんが、少なくとも、無用な口論は減るんじゃないかなと思っています。
まず1つ目は、家事・育児は分業制にしないことです。
そもそも我が家では、結婚当初から家事(のちに育児も含め)は、夫婦どちらもやらなくて良いことを基本スタンスとしています。で、どちらか気になった方が、やると。
例えば、毎日外食や総菜ものばかりだと、糖質・脂質・塩分が多いんじゃないかと僕の方が気になったとします。だとしたら、僕が料理をする。
あるいは、部屋が汚れてるし、物がごちゃごちゃと転がっている。それも、どちらか気になった方が、掃除・片づけをする。
これでも、うまいこと生活水準は保たれています。
家事・育児はやらなくても良いってスタンスでいると、家事に対する責任を負わなくて良いので気楽だし、誰に言われてやっているわけでもなく、結果的に、自発的に家事(育児)を行うことになるので、前向きに取り組むことができます。
僕の仕事仲間(男性)に、お子さんが1人いて共働きの人がいるんですが、その人、とてつもなくワーカーホリックで、仕事ばかりしている人なんです。出張も多いし、文字通り朝から晩まで仕事して、夜は会食やら、趣味のドライブに一人で出かけてストレス解消してるそうです。
で、「家のこと、全部奥さんがやってるの?」って聞いてみたんです。
そしたら、「水曜日は、保育園のお迎え行ってる!!」と、ムキになって反論されました。「それだけ?」とも思ったんですが、半ば怒り気味だったので、それ以上何か言うのは止めておきました。
こんな感じで、明確に家事育児を分業制にすると、そこには責任や成果(評価)が生まれてきて、なんか今流行りの、ジョブ型人事制度みたいじゃないですか?
会社では「ジョブ型」人事制度。家では「ジョブ型」家庭制度。
なんか、息が詰まっちゃいそうですよね。
2つ目は、子供に「早くしなさい!」って言わないことです。
とある方が、講演会か何かでおっしゃっていた話なんですが、昔タモリさんが子供にインタビューする番組で、子供たちに「お母さんから何て呼ばれてるの?」って聞いたら、ある男の子が「早くしなさいって呼ばれてます。」って答えてたらしいんです。
その話を聞いたときに、クスッと笑っちゃったんですが、同時にハッとしました。
僕も言いかねないと。
いや、せっかちな僕は、むしろ言いまくる。
当時は、まだお腹に上の子がいる時だったんですが、生まれてきても絶対に「早くしなさいっ!」って言わないようにしようと誓いました。そして、これまで13年以上、一度も「早くしなさいっ!」と子供に向かって言ったことはありません。
何をやっても長続きしない僕が、唯一継続できていることです。
その結果、子供はどうなったか?
現在、上の子が中学1年生ですが、ルーズではないものの、とても時間に対しておおらかに育っていますが、今のところ、これで大きな問題は起きていません。
そして最後は、家でジャージやスエットで過ごさないことです。
これは結婚する前からの僕の習慣なんで、結婚したから始めたわけではないですが、寝るときはパジャマ。起きているときは、チノパンにボタンダウンのシャツで過ごしています。
なんででしょうね?
昔からの習慣なので分かりません。几帳面すぎる性格だから、生活にメリハリを持たせたいのかもしれません。
ちなみに、この習慣、家族に強要したことはないのですが、結果的に奥さんも、下の子もジャージやスウェットで過ごすことはありません。
ただ、、、上の子(娘)は、休みの日は外出するまで、ずっとパジャマ。
外出のない休みの日は、一日中パジャマ。
別に、それを咎めるようなことはしませんが、なんかのしわ寄せが彼女にいったんでしょうか??
・家事育児は、分業制にしない。
・子供に「早くしなさいっ!」て言わない。
・家でジャージやスウェットで過ごさない。
こういう、低次元でレベルの低いルールが達成しやすくて、意外と良いんじゃないかと思うんです。
少なくとも、「水曜日は、保育園のお迎えに行っている!」とムキにならなくて済むし。