子供の防犯-間違った悪い人認識
我が家の息子(小1)は、学童に行ってて、帰宅は18時くらい。
冬場の18時は暗くて、夜道を帰る感じなので、若干心配ではあるものの、街灯はあるし、迎えに来なくて良いって言うので、一人で帰らせています。
そんなある日、学童からの帰り道、犬を散歩中の知らないおじさんに「犬触ってみる?」と話しかけられたと言って帰ってきました。
帰宅ルートは、ご近所さんの犬の散歩ルートになってて、大人と一緒に歩いてても、犬の散歩中の人によく話しかけられるので、そのこと自体は特に問題とは思わなかったんですが、この機会に、改めて子供の防犯意識を高めといた方が良いなと思い、息子と話をしました。
すると、息子は得意げに言うんです。
「僕、悪い人すぐに分かるよー。悪い人はねぇ、サングラスかけてるんだよ。あとねぇ、ひげモジャの人も悪い人だよ。」
『悪い人=サングラスをかけている人・ひげを生やしている人』という、ステレオタイプな認識だったんです!!
完全にアニメに影響されとる。。。
ここから、防犯教育が始まりました。(息子の間違った認識に気づけて良かった、、、あぶねぇあぶねぇ。)
父ちゃん「本当に悪い人は、ごく普通の格好をしてて、悪い人ってバレないようにして
るんだよ。だって、見た目ですぐに悪い人って分かったら、みんながその人
のこと気を付けて、その人も悪いことできなくなっちゃうでしょ。」
息子「うん。」
父ちゃん「だから、サングラスをかけてる人やひげモジャの人が悪い人とは限らな
い。悪い人かもしれないし、良い人かもしれない。見た目で悪い人かどうか
なんて、誰も分からないんだよ。お父さんだって、見た目だけじゃ分からな
い。」
息子「うん。」
父ちゃん「じゃあ、どうしたら良い?」
息子「うーん。。。」
父ちゃん「どこかに連れていかれそうになったり、体にいたずらされたら、
”いかのおすし”だよ。学校で習ったでしょ?」
息子「うん!」
父ちゃん「行かない。乗らない。大声を出す。すぐ逃げる。周りに知らせる。
分かったか!」
息子「うん!」
息子、口調にバリエーションはあるけど、「うん。」しか言ってない。。。
まあ、少なくとも、間違った悪い人認識は修正できたので、そこだけは押さえておくことができて良かった。
その後、ランドセルに着けている防犯ブザーの使い方をもう一度確認。
実際にランドセルを背負った状態で、ボタンに指をかけるところまでやりました。
(実際に押すと、大音量でビビるので押しはしなかったけど。)
あと、普段から心掛けているのは、大声を出す機会を意図的に作るようにしています。
普段から大声を出していないと、いざという時に出せないかなーと思って。
例えば、公園に行ったときに、遠くにいるお父さんに聞こえるよう、大声を出させるシチュエーションを作るとかしてます。
「さぁ、大声を出すんだよ。」と言って、大声を出させるのもなんかなーと思って、自然に大声を出させる状況をお膳立てしています。これで、声帯も鍛えられるし、大声の出し方も自然と身に付くんではないかと思ってます。
ところで、夏場にサングラスをかけているお父さんのことを、息子は悪い人って思って見てたんだろうか。。。